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spam 対策における資源節約 前野年紀 東京工業大学 原子炉工学研究所 鈴木常彦 中京大学 情報理工学部 情報システム工学科
概要
spam 送信ホストをより少ない資源で精度よく判別する手法を提案する。
bot の識別に極めて有効な DNS PTR レコード情報ではあるが、 入手するときのネットワークへの負荷が大きい。 そこで、SMTP helo コマンドのパラメタが DNS PTR レコードの代わりに判定材料に使えることを示す。 判別結果は受信拒否、受信受入れ、再送要求などの決定(サイトのポリシー)に利用できる。 spam 判別に有効なもうひとつの方法である牛歩戦術は 受信システムの資源に対する負荷が大きい。 そこで、spam が一時エラー返答に対して再接続を試みる時間が短かいことを利用して、判別する。
これらを合わせて、資源消費の少い spam 判別法を提案する。
以前の発表 環境にやさしいspam対策
MTA での環境負荷が軽い spam 対策を考察しました。
今回は保留返答をさらに進めて、接続の間隔を監視して判別します。 また、SMTP helo コマンドパラメタを利用することで 逆引きを省略します。
/000 これまでの spam 対策 /050 DNS PTR 利用 /100 保留返答 /200 資源節約 /300 helo 検査方式 /400 接続期間判定 /500 提案 /800 評価 /900 課題 /999 まとめ /SlideShowHandOut |