WIT2008
spam 対策における資源節約 前野年紀 東京工業大学 原子炉工学研究所 鈴木常彦 中京大学 情報理工学部 情報システム工学科
pdf: http://wit.jssst.or.jp/2008/final-data/08008.pdf
概要
spam 送信ホストをより少ない資源で精度よく判別する手法を提案する。
bot の識別に極めて有効な DNS PTR レコード情報は入手のためには ネットワークへの負荷が大きい。そこで、
SMTP helo コマンドのパラメタが DNS PTR レコードの代わりに判定材料になること
を示す。 判別結果は受信拒否、受信受入れ、再送要求などの決定(サイトのポリシー)に 利用できる。
spam 判別に有効なもうひとつの方法、牛歩戦術は受信システムの資源に対する負荷が 大きい。そこで、
spam が一時エラー返答に対して、再接続を試みる時間が短かい
ことを利用して、判別する。 これらを合わせて、資源消費の少い spam 判別法を提案する。
Keywords: MTA spam blocking, SMTP helo parameter, tempfailing, throttling
マエノ トシノリ 目黒区大岡山 2-12-1 http://wit.jssst.or.jp/2008/ WIT2008