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公立高校のオンライン出願、システム改修へ 神奈川県教委、続出したトラブルへの対応策を報告
2024年6月29日 07時37分 

文教常任委員会 令和6年第2回定例会活動報告

報告事項

【6月28日】

    ​​県立高校改革実施計画(II期)成果と課題について
    令和5年度学校生活全般におけるセクシュアル・ハラスメントの実態把握に関する調査結果について
    入学者選抜インターネット出願システムの改善について

委員会報告資料

https://www.pref.kanagawa.jp/documents/111593/03_0628_houkoku_kyouiku.pdf

/kyouiku

委員会報告資料

https://www.pref.kanagawa.jp/documents/111593/03_0628_houkoku_kyouiku.pdf

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公立高校入学者の共通選抜(入試)のオンライン出願でトラブルが相次いだ問題で、
神奈川県教育委員会は28日、問題の原因と対応策をまとめ、県議会文教常任委員会に報告した。

再発防止策はシステム改修とサーバーの増強、入念な事前テストの実施を柱としている。
 今年初めて実施されたオンライン出願では、
▽システムから生徒に送ったメールが迷惑メール扱いされ、志願者登録が滞った
▽入学検定料の二重納付が発生した
▽受験票を印刷すると文字化けした
▽入学料の納付手続きが円滑に進まなかった
と、入試の各段階でトラブルが発生した。

 常任委への報告によると、それぞれの原因は、メールサーバーの設定ミスやプログラムの不具合、サーバーへの過剰な負荷だった。

神奈川県庁
 再発防止策として、迷惑メール扱いされないよう、生徒側とのメールのやりとりを減らすことを掲げた。
代わりに、志願者登録はQRコードの読み取りや、ショートメッセージサービス(SMS)による認証で行う。
システムから送信されるメールのドメインも変更する。

他に、不具合を起こしたシステムの改修、サーバーの増強もする。

 この日は、本年度入学生の一部に実施した利用者アンケートの結果の報告もあった。
アンケートには1040人が回答し、スマートフォンを使ってオンライン出願をした人が9割に上った。
志願者登録や受験票の印刷など一連の手続きについて「簡単だった」との回答が8~9割を占めたが、
全体として「満足」と答えたのは7割にとどまった。
 県教委は10月までにシステム改修をし、11月に練習用のサイトを開設して生徒が実際に使い、システムのテストをする。
システムは2027年度まで使用する予定で、当初の委託費は1億4000万円だった。
しかし、今回の不具合への対応で1600万円の追加費用がかかるという。(志村彰太)

[関連記事】<神奈川>公立高入試 初運用のウェブ出願 トラブル続発で課題残す 背景に県教委人材難や準備不足

https://www.tokyo-np.co.jp/article/314270


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