1. DNS/コンテンツサーバのIPアドレスを変更する
DNSの引越しに関しての誤解を軽減するための解説です。
1.1. 背景
「DNS サーバ 移転」で検索すると、多数のページがヒットしますが、多くのページに誤りが含まれています。
- DNSの仕組みを理解していればしそうもない誤りが堂々と書いてあるのです。
多くの人にとっては一生に一度も経験するかどうか分からないことですから、誤解も無理はありませんが、 商売人がこの状態なのはとても困ったことです。それが現在のインターネット(インターノット)の状況です。
出発点: http://djbdns.qmail.jp/djbdns/run-cache-bind-2.html
- BIND で実現されていて、同居しているコンテンツサーバとキャッシュサーバとを分離するときの手順のひとつ
1.2. なぜ変更が見えないのか
あきらかにされたひとつのケースとは変更されていない旧コンテンツサーバに問い合わせていたケースでした。
問い合わせた側はキャッシュサーバ(再帰検索)だと思っていたのに、裏に古いコンテンツサーバが隠れていた。:-<
DNSレコードの変更は「浸透」していく訳ではない。
- DNSキャッシュサーバに古い情報が残っている。賞味期限がくれば、古い情報はすてられる。