1. DNS/NSレコードの上書きの害
キャッシュサーバのキャッシュにある「権威あるNSレコード」を上書きすることの問題を整理していきます。
1.1. 浸透いうな!
DNS/用語/浸透/浸透いうな! NS移転時に発生する問題が関係する。
- 必要な書き換えが起きない。
1.2. Ghost Domain Names
上位サーバから委譲(委任、登録)を抹消されたにもかかわらず、キャッシュには残り続けるという脆弱性
1.3. 毒を喰らう
DNS/毒盛/NS毒盛 「移転インジェクション」が意味するもの。
- JPRSの「移転通知インジェクション」では除外されている。(無視されている。)
Kaminsky型攻撃で毒入りNSを送りつけられるとコロリ
-- ToshinoriMaeno 2015-08-07 22:19:48
1.4. 対策
キャッシュの上書きをやめよ。
- NS更新の効率は少し落ちるかもしれないが、おおきな問題ではない。
本当に上書きしたいのであれば、確認のための問い合せを行うべきである。
-- ToshinoriMaeno 2015-08-07 22:19:48
1.5. 委譲を示すNSの上書き
委譲情報だと分かっても、毒の可能性を考慮して、委譲元に問い合せをしなおすこと。
さらに、権威あるサーバからのNSを取り出し、キャッシュしておくこと。(Unbound ではオプション)
-- ToshinoriMaeno 2015-08-07 22:41:43