1. man/qmail-users
man5 の下に置くべき説明
通常は /etc/passwd などから ../man8/qmail-pw2uを使って生成する。
../man8/qmail-newu を使って、cdbに変換して利用する。
1.1. ローカル配送の制御
qmail-lspawn が qmail-localを呼び出すときに使われる。
- メイルアドレスとアカウントとの対応づけなどをする。
1.2. qmail-users
メイルアドレスを利用者等に割り振るのはファイル/var/qmail/users/assignに指定する。
=joe.shmoe:joe:503:78:/home/joe:::
上の例はjoe.shmoeあてのメイルは uid が503、gid は 78 の ユーザjoeに配送することを指定する。
- そのとき、/home/joe/.qmailの指示を参照する。
assignは qmail-newu(8)で処理された後、 qmail-lspawn により使われ、 qmail-local のローカル配送を制御する。
- /var/qmail/users/assignを変更したら、qmail-newuを実行して 変更を反映させること。
1.3. 構造
対応づけ(assignmments)は /var/qmail/users/assignに一行にひとつずつ書く。
- ドットひとつだけからなる行で終える。行にはNULを含めてはいけない。
1.3.1. SIMPLE ASSIGNMENTS
単純割り付けは次の形をしている。
=local:user:uid:gid:homedir:dash:ext:
localはアドレス、 user, uid, gid はアドレスlocalに責任を持つユーザの アカウント名、uid, gidである。 localあてのメイルはhomedir / .qmail dash extにより 制御される。
同じlocalアドレスに対する割り付けが複数あった場合は 最初のものがqmail-lspawnにより使われる。
localは大文字小文字を区別しない。
1.3.2. WILDCARD ASSIGNMENTS
ワイルドカード型割り付けは以下の形をしている。 /例と説明
+loc:user:uid:gid:homedir:dash:pre:
これはloc自身を含め、locで始まる任意のアドレスに対して適用されることを意味する。
つまり、以下のような行がすべてのext文字列に対してあるのと同じ効果がある。
=loc'''ext''':user:uid:gid:homedir:dash:pre'''ext''':
よりきつい定義の方がゆるいものに優先される。 単純割り付けはワイルドカード型に優先する。
+:alias:7790:2108:/var/qmail/alias:-:: +joe-:joe:507:100:/home/joe:-:: =joe:joe:507:100:/home/joe:::
アドレスjoeには3行目が適用される。 joe-directには2行目が適用される。 billには1行目が適用される。
qmail-pw2u(8), qmail-newu(8), qmail-lspawn(8)