== レンタルサーバー/転居手順/どっちが先 == <> <> webサーバーの移転とDNSサーバーの移転を一緒に変更してはいけない。 長時間のブランクが発生する。 でも、どっちを先にやるのがいいか。検討してみよう。 どういう理由で移転することになったかによる。 == DNS (NS) は移転しない == 移転しなくてすむのであれば、移転しないのが正解だ。 移転が必要になるのはどういう場合か、洗い出す必要がある。-- ToshinoriMaeno <> == webが先 == webサーバーの性能などが問題になって、できるだけ早くwebを移転したいと考えたのであれば、 {{{ . さっさとを移転するのがよい。 }}} ただし、以下の条件が必要です。 1. <移転先>のwebサーバーの'''アドレスが分かる'''。 (そういう業者に移転せよ) 1. <現DNSサーバー>で'''webサーバー'''のアドレスを'''新サーバーに変更'''可能である。 ('''TTLを短縮'''できることが望ましい。) 1. 移転先のwebサーバー業者が外部DNSサーバーからの参照を許している。(たいていは問題ない。) {{{ ここでの重要な点はwebサーバーのIPアドレスを「現DNS」で変更することである。  IPアドレスではなくてCNAMEで指定させているなら、CNAMEレコードが作れる必要がある。 }}} webの移転が完了したら、'''必要なら'''、そのあとでゆっくりDNS関連の移転を行えばよい。(次項を参照) 以上はHTTP時代の話だった。 {{{ SSLサーバー証明書が必須の時代では、「事前の証明書取得」が可能という条件が加わる。 }}} == DNSが先 == 十分に時間の余裕(1か月以上)があって、web移転を先行させることが困難な場合には . '''DNSサーバーだけ'''を先に移転することも考えられる。   <現DNSサーバー>で'''webサーバー'''のアドレスを'''新サーバーに変更'''できない場合などである。 条件 1. 現DNSでの'''現ゾーン'''をなんらかの方法でコピーできる。(あまり説明をみない) 1. 新DNSでのNSが新DNSを指していることを確認する。 1. '''移行先DNS'''で'''現web'''を使うように設定ができる。(そういう業者を選ぶのがよい。) 1. DNSサーバーの切り替え手順を理解している。(移転さきDNSの設定を自力でできる。) . 上位DNSからの[[/delegationの変更]]を行うためです。 . これがきちんとできるなら、ここは読んでいないでしょう。w きちんとやれていれば、問題は起きないから、気づかれない。痕跡からも判別できない。w == どちらの条件も満たせないなら == ある程度のwebの停止期間を覚悟して、同時移転を行う。w -- ToshinoriMaeno <> == webが先にできるなら、同時でもかまわない == {{{ webサーバーのIPアドレスが新旧DNSサーバーの両方で新webサーバーを指しているなら、 }}} . DNSサーバーは同時に移転していても構わない。 {{{ つまり、移転元でも新webサーバーを参照するように設定することが重要です。 }}} 移転元DNSでのwebサーバーアドレス変更をしている稀な例をふたつ見つけた。(さくらからxserverへの移転) [[watchWWW/e-brain.ne.jp]] [[watchWWW/chihiro.jp]] これなら、AレコードのTTL(さくらでは1時間)だけの並行アクセスを気にするので十分だ。 -- ToshinoriMaeno <> -- ToshinoriMaeno <>