= レンタルサーバー/同時移転はやめよ = <> サーバー業者の移転手順を見なおした。 {{{ 「移転元DNS設定を放置して、上位の委任/委譲先を新DNSに切替えさせる」 }}} という手順しか説明していないものがほとんどだった。 KAGOYAだけが、例外でした。(意味不明の説明をしている業者は除外した。U0001f631 21:48 - 2018年1月20日 ほぼすべてのサーバー移転手順に「DNSサーバー(ネームサーバー)を変更する」ように書いてあります。 . サーバー業者が問題に気づいていない。(「浸透を待つ」ことを奨励しているような。 それがまずいという現実を知ることから、始める必要があります。[[DNS/サーバー移転]] == 同時移転の意味するもの == webサーバーの移転(引越)をしたいだけなのに、なぜDNS(ネームサーバー)まで移転させるのか。  説明が面倒だから、というのがありそうな理由だが、これだと「浸透を待て」と変わらない。いや、同根だ。 == 同時移転はよくない == {{{ DNSとwebなどとを同時に移転するのはトラブルの元です。 }}} * [[DNSサーバーの移転]]には時間がかかる。 * webサーバーのIPアドレスは短時間で切替できる。 古いゾーンデータが残っているままで、 同時に変更すると、webサーバーの切替もDNSサーバの移転の影響を受ける。 こういう説明をすることになる。(ダメ!) {{{ ネームサーバーの設定が徐々に反映されていきます。 }}} https://webkaru.net/wordpress/move-wordpress-site/ == なぜ同時移転させようとするのか == 当該ドメインのDNSサーバーを管理・運用しているのは誰か。それが鍵になる。 . 移転前と移転後について、考える必要があるだろう。 -- ToshinoriMaeno <> webサーバー管理者にDNSの説明をするのは面倒なのだろう。(「浸透を待て」に通じるものがある。) == どちらを先にするか == どちらを先にするか、考えてみよう。-- ToshinoriMaeno <> 移転前のDNSサーバーの設定が自由にできるかどうかが鍵になる。 == webを先に移転する == 条件:現用のDNSサーバーに'''新webのアドレス'''を登録できること。多くの場合は可能だろう。 . webサーバー(サービス)に付属のDNSサービスを使っていると、可能とは限らない。 しかし、移転先の説明をみても、webサーバーのIPアドレスについて調べる方法を書いてあるものは 見当たらない。 新webの名前が分かっているなら、CNAMEを使うことも考えられるが、それならIPアドレスも分かるだろう。 新webが使われるようになったら、新DNSがきちんと動作していることを確認したあと、 . DNSの変更を行う。これは上位サーバーへの登録変更を行うということである。 == DNSサーバーを先に変更する == 条件:新DNSで現用のwebサーバーのアドレスを登録できること。これも多くの場合問題にはならない。 . ただし、新DNSの設定に制約があるかもしれない。 -- ToshinoriMaeno <>